ハセハセミリタリー

サバゲーの事、ミリタリーの事、装備の事などをおもいつくままに書いています。

サバゲー批判

こんにちは、ハセハセです。

 

今日は少し長くなっちゃうかもしれません、お時間の許す方、お付き合いください。 

 

僕はこれまでに、このブログで「サバゲーって素晴らしい!」っていう記事を何本か書いてきました。

 

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 サバゲーは不思議な遊び - ハセハセミリタリー (hatenablog.com)

 サバゲーって、なんで「サバイバルゲーム」なの? - ハセハセミリタリー (hatenablog.com)

 サバゲーはどうして面白いのか - ハセハセミリタリー (hatenablog.com)

 

ですが、時々ネットを見ていると、

「夫の趣味がサバゲーで、許せません。結婚する前に知っていたら結婚しませんでした。」

とか、

「両親はサバゲーに批判的で…」

とか、

 

そういう記事とか、書き込みを目にする事があります。

 

確かにね、良い年した大人が、軍服着てエアガン持って戦争ゴッコしてるわけですから、そういう表面的なとこだけ見て、嫌悪感を持つ人が居るのは仕方の無い事かもしれません。

 

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ですが、実際にサバゲーの世界に飛び込んでみると、一部の人が抱くような悪いイメージとはかけはなれた、紳士協定に基づく素晴らしい趣味(スポーツ)だな、と僕は思っています。

 

理由のひとつは、サバゲーにおける、

 

セルフジャッジ」です。

 

サバゲーでは、自分が弾に当たった、やられた、の判定はプレーヤーに委ねられています。ですから、プレーヤーが自分に厳しくヒット判定をしないとゲームが成立しません。

誰も見ていない所ならいくらでも不正が出来てしまうんですが、そこはプレーヤーの良心によって、キチンとヒット判定をする事で全てのゲームが成り立っています。

 

この辺り、僕は紳士のスポーツと呼ばれる、ゴルフに近いものを感じます。

 

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ヒット判定は自己申告

 

2つ目の理由は、サバゲーをやっていて、上手なサバゲーマーにヒットされた時、僕は相手に敬意を表して、「ヒット!ナイスショット!」とか、「ヒット!おぉー、グッショ!(Goodshot!)」って声をかけます。

(僕に限らず、こういうヒットコールをしてくれるサバゲーマー結構います、嬉しい限りです)

 

そういう時、相手(撃った側)も軽く手を上げて挨拶を返してくれたりします。

このとき、僕は、剣道とか、空手とかでやる、始まりと終わりの「礼」に近い感じがします。

 

また、至近距離で撃ち合った時は、セーフティで、「大丈夫でしたか?」なんて気遣いする場面もあります。

 

こういうやり取りをするたびに、サバゲーって世間のイメージ(いい年こいた大人が鉄砲持って走り回ってる云々…)と違って、素敵な趣味(スポーツ)だな、と思います。

 

 

そして、サバゲーに対して「戦争を模擬するなんてけしからん」という意見についてですが、

 

一度、冷静になって周りを見てみましょう。

 

例えば、日本の武道として、地位を確立している「剣道」はどうでしょう。

 

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剣と剣での一対一の斬り合い、を模擬していますよね。精神修養とか、人格形成とか建前はあっても、元々は真剣での斬り合いです。防具を付けて竹刀でやるから、武道として成立してますけど、本来の真剣での斬り合いだったら、「小手!」なんて決まった日には、右手首が切り落とされちゃってる訳ですよ。

 

(決して剣道を批判している訳ではありません。私自身も剣道やってましたし、段も持っています)

 

日本の武道で剣道を例に上げましたが、じゃあ、ボクシングはどうでしょう。

 

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ボクシングもスポーツとして確固たる地位を確立してますが、

 

原点は「一対一の殴り合い」ですよね。

 

スポーツとしてルールが確立されて、グローブを着けることで、比較的安全に出来るスポーツになってますけど、

 

でも、原点は、「一対一の殴り合い」です。

 

(これも剣道と同様に、ボクシングを批判している訳ではありません。僕自身格闘技大好きです。ボクシングもよく見ます)

 

でね、こいつ長々と何言ってんだ、と思うかも知れないけど、

 

僕が言いたいのは、

 

世の中のスポーツやゲームは少なからず

戦いを模しているんだよ

って事です。

 

サバゲーはたまたま、「戦場の兵士の撃ち合い」を模してしまったから、その性質や見た目で嫌悪感を持たれてしまうのは、仕方ないかも知れない。

 

でも、本質的には、サバゲー以外の他のスポーツやゲームとそんなに変わらないんじゃないかな、って思っています。

 

少し話が変わりますけど、

 

「5つのF」ってご存知ですか?

「Five F」とも言われています。

 

Fで始まる人間の5つの欲求の事だそうです。

それは、

Feeding:食欲

Fucking:性欲

Freeing:逃避

Frocking:群れる

Fighting:戦う

だそうです。

 

この中にも、しっかり「Fighting」が入っているんですよね。だから、人間である以上「戦い」に惹かれるのは、ごく自然な事なのかもしれません。

 

それからですね、

 

このブログの冒頭に出てきた、「夫の趣味がサバゲーで、許せません・・・」って言っていた奥さんなんかはきっと、

 

「戦争なんて最も良くない事なのに、どうしてそんな事の真似するの?」

って思ってるんでしょう。

 

その気持ちは良くわかります。

 

では、なぜこれほど沢山「戦争映画」が世の中にあるんでしょうか。

「戦争の残酷さを後世に語り継ぐため」とか、「戦争という特殊な環境下での人間模様を描く」とか、これも建前は色々あると思うんですが、僕はそうじゃないと思っていて、

 

「そもそも、人間は、普通に生活していたら遭遇しないような非日常を求めてやまない」

 

んだと思っています。

 

戦争映画に限らず、例えば「はぐれ刑事 〇情派」とかのテレビドラマだって、たいてい警察の鑑識が殺人事件の遺体を検分するシーンから始まりますよね?

中身は高校生だけど体は小学生の名探偵コナ〇君だって、毎回必ず誰かが死にますし、時には捜査の途中で容疑者がバタバタ死んでいきます。

僕はホラー映画とかは苦手なんですが、ホラー映画に至っては、なんか知らんけどやたらめったら恨みを持ってる変な仮面被った奴が、手当たり次第に人を殺したりします。

 

世の中にこういった映画とかドラマ等が沢山存在する、という事はやはり、

「人間は非日常を求めてしまう」って事の裏付けではないでしょうか。

 

(※くれぐれも言っておきますが、戦争が良いとか、人が死んだり殺されたりするのが良いとか、それを肯定するとか、そういう事を言っているのではありません、そこだけはご承知おき願います)

 

 

今日の話は、何だかまとまらなくなって来ていますが…。

 

サバゲーをやらない人にとっては、「いい歳こいた大人が軍服を着て鉄砲持って走り回ってるアブナイ趣味」って思うかもしれませんが、実際にやってみるとそんな事はないし、マナーだってしっかりしてるし、なにより各地のフィールドで開催されている定例会に行けば、みんな笑顔で楽しくサバイバルゲームをやっているんですよね。

サバイバルゲーマー達の楽しそうな笑顔や、プレーヤー同士のコミュニケーション、マナーや礼儀を思えば、

 

「やっぱり、サバイバルゲームって素晴らしい趣味だなあ、」って思ってしまいます。

 

 

本格的にまとまらなくなってきたので、強引にまとめますw

 

サバゲーは、セルフジャッジ前提の紳士的な趣味(スポーツ)

②相手への礼や思いやりも欠かせない

③ほかのメジャーなスポーツだって本質的にはあまり変わらない

 

というわけで、サバゲーって一方的に嫌悪されるような趣味ではなくて、やってみると、とっても素敵な趣味(スポーツ)なんですよ!

 

というお話でした。 

 

このブログを見て、嫁さんの、両親の、サバゲーに対する偏見が無くなった!ってなると嬉しいんですがねぇ…。ってか、そもそもサバゲー嫌いな人はこんなブログ見ないかぁ…。うーん、そうだよなぁ…。難しいなぁ…。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。