こんにちは、ハセハセです。
今日は久々に書きたい事を書き散らかす回です。
なので、今日はサプレッサーのお話を思う存分に書き散らかしたいと思います。
サプレッサーとは、直訳すると「抑制器」になりますかね。本格的に発砲音と発射炎を抑制する後付けタイプの物もありますし、
M4系にデフォルトで付いてる、発射炎を抑制する物もあります。これなんかは、「フラッシュハイダー」なんて呼び方もされたりします。
ここからはエアソフトガンではなくて、実銃の話になりますが、
通常、サプレッサーがない銃は、銃口から弾丸が出た後に、発射炎が盛大に広がります。サプレッサーがないハンドガンの発砲シーンなんかで見ることができます。
これの何がまずいかと言うと、マズルからド派手に炎が広がれば、当然敵にどこから発砲したかを(自分の位置を)特定されてしまいます。
もう1つは、マズルの周囲に発砲炎が広がる事で、射手の視界が遮られる事と、夜間や暗い建物内等では、一時的に視力低下を引き起こす事です。急に明るい光を見ることで瞳孔が収縮し、眼に入る光量が減ってしまいます(明るい日中に運転していて、急に暗いトンネルに入ると見ずらくなるアレです。)
というような理由で、銃の「サプレッサー」は進化を遂げて来たわけですが、
僕の大好きなM4と、その前身とも言えるM16には、バードケージサプレッサーが標準で付いています。
このバードケージ(鳥かご)サプレッサーは、この形になるまでにそれなりの経緯がありまして、ベトナム戦争に投入されたばかりの初期型のM16には、チューリップと呼ばれる三ツ又形状のサプレッサーが付いていました。
ですが、この三ツ又形状は、ジャングルで木の枝やツルが引っ掛かり易く、かつ強度も低かったため、角の先端を繋げて、鳥かご(バードケージ)型になりました。
またこの、バードケージサプレッサーも最初は円周等配に6本のスリットが入っていて、
発火炎が銃口の周囲に6本の火柱になって出るようになっていました。(プラトーン等のベトナム戦争映画で良く見ることができます。)
しかしこれもM16A2から、プローン(伏せ撃ち)の時に「砂埃を巻き上げる」という理由で、下半分のスリットが廃止されています。
僕はこのブログでちょくちょくM4大好きと書いてますが、M4の中でも特に好きなパーツが、このバードケージサプレッサーだったりします。
一番好きなのが、M16A1のスリットが全周等配に入ったタイプです。うーん、格好いい! こういうのサプレッサーフェチって言うんでしょうか。
ちなみにサプレッサーは、あくまでも発射炎を「抑える」ために付けられていますが、
この、厄介な発射炎を有効利用する物もあって、コンペンセイターとか、マズルブレーキと呼ばれています。
コンペンセイターとは、こんなやつで、
銃口から出る発射ガスを意図的に上向きに噴き上げる事で、発射時の反動で銃が上向きに跳ね上がるのを抑えています。競技用の拳銃等に良く見られます。このタイプはガスポート(発射ガスが出る穴)がスリット状になっていますが、ガバッと大きな穴が上向きに開いているタイプもあります。
また、マズルブレーキとなると、M82バレット対物ライフルに付いているような物で、マズルブレーキの場合は発射ガスを後向きに噴き出す事で、後方への反動を相殺しています。
サプレッサーと言えばですね、
「ラストターゲット」
という映画がありまして、ジョージ・クルーニーが主役を演じているんですが、この、ジョージ・クルーニー扮する殺し屋が、別の殺し屋に依頼されて、暗殺用の銃とサプレッサーをカスタムするシーンがあります。
この、銃をカスタム(サプレッサーを作ってしまう)するシーンとか、依頼主の殺し屋に銃を引き渡して、テストするシーンとかがすごいリアルな感じで、とても面白いです。渡す側(ジョージ・クルーニー)も受け取る側も、殺しの道具を淡々とテストして淡々と受け取る感じが、「あぁ、本物の殺し屋ってこんな感じかもしれないな…」って思ってしまいます。
「ラストターゲット」は、話自体もとても面白い映画なので、興味を持たれた方は是非見てみて下さい。
というわけで、今日は「サプレッサー」の話を書き散らかしてしまいました。サプレッサーという観点から銃を見るのも面白いですよ。今度ミリタリーショップに行くときはサプレッサーに注目して銃を眺めてみてもいいかもしれません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
僕が、Mk18に付けているサプレッサーはコレです!シュアファイアのサプレッサー使ってます。
価格:10,094円 |
バレット!
価格:60,060円 |