ハセハセミリタリー

サバゲーの事、ミリタリーの事、装備の事などをおもいつくままに書いています。

マガジンスペーサーを作ろう 

こんにちは、ハセハセです。

 

桜が咲いてきましたね。今年は、以前のように桜の下で花を見ながら一杯、ってのができないのが残念です…。ワクチンが普及して、早くコロナが終息するといいですね。

 

さて、 下の写真を見てください。

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左側がガスブロ用、右がスタンダード電動ガン用です。(M4)

長さが違うのが分かりますか?

 

 

何故かというと、ガスブローバックは比較的実銃に近い構造なので、マガジンの長さは実物とほぼ同じになります。これに対して、電動ガンはメカボックス等が有るため、マガジンの長さは、実物より少し短くなってしまいます。

 

この、電動ガン用マガジンを「実物」のチェストリグや、「実物を忠実に再現している」マグポーチに入れると…。

 

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電動ガン用マガジンは、こんな風にほとんど全体が収まってしまい…。

 

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むっ…、くっ…、と、取れねえ…(泣)

と、取り出せねえ…。ってなります。(笑)

 

そこで今日は、実物寸法のマグポーチやチェストリグに電動ガン用マガジンをいれた時に、実物と同じ取り合いに出来る

「マガジンスペーサー!」

を作ってみたいと思います!

用意するものは、

1×4材(ワンバイフォーと読む)、定規、鉛筆、紙ヤスリ、ノコギリ、くらいかな。

 

僕はわりとDIY好きなので、工具類は全て持っているんですが、今日は「ノコギリなんて、家にありません!」と言う読者の方を考慮して、できるだけ安く済ませるようにやってみますね!

 

というわけで、買ってきたのがコチラ↓

 

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1×4材と、紙ヤスリ(#120、#400)はホームセンター、ノコギリは百円ショップのホビー鋸です。

1×4材は¥250、紙ヤスリ¥36/枚、ホビー鋸は¥100、〆て¥422(税抜き)です。定規と鉛筆はさすがに1個くらい家にあるだろう、ということで含めず。(無い人は100均とかで買ってください)

 

それでは、制作に入っていきましょう。

まず、電動ガンのマガジンを、実物と同等の取り合いにするには、どのくらいのスペーサーを入れればいいか、ですが、

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ガスブロ用マガジンと電動ガン用マガジンを比べると、約17mm電動ガン用マガジンが短いですね。ということは、17㎜くらいの厚みをマガジンポーチの底に入れてやればいいわけです。

 

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そこで、買ってきた1×4材の厚みを測ると・・・18㎜、いいカンジじゃーん。

 

なので、あとはこの1×4材をマガジンの断面と同じ大きさで切ればOKです。

 

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 マガジンの大きさは、幅63㎜、厚み22㎜といったところでしょうか。これ、そんなにシビアに寸法追わなくても特段問題は無いんですが、今日のところは63㎜×22㎜でやってみましょう。

 

 1×4材に定規と鉛筆でケガキ線を引きます。

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右の写真で、横線が2重になっていますよね?これは鋸の刃には厚みがあるので、その分を考慮して幅1㎜の切り代をとってあります。

 

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あとはケガキ線に沿って切っていきます。鋸で切るときは、最初は上の写真のように押し方向だけに鋸を動かして、少し切れ目をつけます。

 

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写真くらいの溝が出来るまでは、ノコギリを押して使うようにしてください。このくらいの溝が出来たら、前後に引いて切れるようになるので、ここからは普通にズーコズーコ切って行ってokです。ケガキ線からずいぶんズレてる気がしますが、まぁ、いいってことよ。

 

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 鋸で切断するときのコツは、あまり力を入れずに軽く引くこと。一気にカタをつけようとせずに、軽い力で気長に・・・。

 

切り終わったのがこちら↓

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あとは、紙ヤスリで角を丸めます。#120と#400を買いましたが、#120だけで事足りますね。(綺麗に仕上げたい方は#400でつるつるにしてもOKです)

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 木材の角が立っていると、ポーチに入れた時に内側から布にダメージを与えてしまうので、紙ヤスリで丁寧に角を落としておきましょう。

 

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出来上がり!

 

 チェストリグに入れてみると、こんな感じです!↓

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「Before」と比較して、スペーサを入れた、「After!」の写真では、マガジンのお尻がきちんとポケット上部から出ていますよね。これなら、「と、取り出せねえ…。」ってなりません(笑)。見た目も、「ちゃんとマガジン入ってるぜ!」感が出てカッコ良くなってますよね。

 

この写真で僕がつけているチェストリグもそうなんですが、マガジンを収納するポケットが底でつながっているタイプは、収納本数分のスペーサを作って、底に並べる感じで入れてください。

 

 

1×4材を買うときの注意点 として、1×4材をはじめとするSPF材というのは、とにかく安い事の引き換えに、品質のばらつきが大きいです。なので、買うときはよく選んで買うようにしてください。下の写真をみてもらうとわかるように、木目の細かいもの、粗いもの、節の多いもの、少ない物が混在しています。できるだけ、木目が細かく (密で)木目が板と直角に近い物を選ぶようにしましょう。(板に対して木目が直角なものを柾目、斜めなものを板目といい、柾目板は狂いが少ないです)

また、断面だけ見て、「お、良さそう!」と選ぶと、引っ張りだしてみたら節だらけだったり、反っていたり、右下の写真のようにヤニ(樹脂)がついていたりします。なので断面と全体を見て、良い物を選ぶようにしてください。

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それから、今回は「できるだけ安く!」というコンセプトで、100均のホビー鋸を使いましたが、やはりというかなんというか、100均クオリティなのは否めなく、鋸での切断工程が結構しんどかったです。なので、僕の持っている¥1000くらいの鋸で作業すると、各段に切りやすかったので、余裕があれば、鋸は100均以外でちょっといいやつを買ったほうがいいかもしれません。

 

と、いうわけで、「マガジンスペーサーを作ろう!」いかがでしたでしょうか。実物のマグポーチとか、チェストリグを使っていて、「マガジン取り出しずらい!」という方は是非やってみてください。使いやすさも、見た目もグッと良くなると思います!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。