こんにちは、ハセハセです。
今日は久々に昔話です。
か~る君って知ってますか?
コレ↓です。
昔むかし、電動ガンなんか無かった頃、長物やSMG等のパワーソースは、ガスかエアコキのどちらかでした。
当然ながら、M16とかMP5とか、フルオートで撃ちたい銃は「ガス」という選択を迫られるわけですが、当時(30年位前)でもフロンガスは1缶¥1000位してましたし、冬になると動作は安定しないし、何より当時の※BV式ガスガンをフロンガスなんかで運用した日には、
「恐っそろしく燃費が悪い!」
「金がいくらあっても持たない!」
という事になります。
※Bullet Valve 式
そこでその当時にサバゲーを嗜んでいた大人達はどうしたかというと、
コンプレッサーとエアタンクという手段を取りました。
仲間内でコンプレッサーを購入して、各自のエアタンクに充填、それを銃にエアホースで繋いでパワーソースにしていたのです。
なので、見た目はみんな「火炎放射器持った工兵」みたいになってましたw。
LMG(当時はアサヒファイアーアームズのM60が憧れでした)持ちのガンナーなんか容量を確保するためにダブルタンク背負ってましたから、もうまんま火炎放射器ですw
そんな今考えたら笑っちゃうような外部ソースでも、お金の無い子供から見たら
「うらやましいなぁ~」
「大人になったらお金を貯めて絶対やるんだ!」
って羨望の眼差しで見ていました。
そんな当時の小学生の前に彗星の如く現れたのが、
「か~る君」
だったのです。
当時の価格で¥6000位で買えまして、タンクにハンドルが付いてます。
このハンドルを約200回!!ポンピングすると、BV式のフルオートライフルやSMGをエアで運用できたんです。
で、実際に200回のポンピングでどのくらいの運用ができたかというと、当時のJACから発売されていたUZIで30発マガジンを2本ってとこでした。
3本目になると途中から、パパパッパッパッ…ポスッ…って感じで撃てなくなりました。
想像出来ますか?30発マガジン2本ですよ…。
それでも!お小遣いの乏しい子供にとってはもうとてつもなく素晴らしい商品だったのです。
ちなみに、戦闘中にエア圧が低下して撃てなくなったらどうするか、というと、
仲間に援護してもらいながら、前線でポンピングするんですw
「アモアウト!」(弾切れ)ならぬ「エアアウト!」です。
それでも、ガス代を気にせずにサバゲー出来るのは素晴らしい事でした。
(後々知ったんですが、この「か~る君」、もともとは農薬散布用の蓄圧タンクなんだそうです。今でも畑の周りで除草剤を撒いている農家の方とか、背中にこれと全く同じ形で白い奴を背負ってるのを見掛けます。色をODにして、名前を変えただけで全く違う業界に売り出してしまうってなかなかの機転ですよね…。)
そんな時代を経験しているので、昨今のサバゲーで使われる電動ガンとか、バシバシ撃てるガスブロとか、もう本当に夢のようです。(多分僕と同年代のサバゲーマーはおんなじ事思ってるはず)
というわけで、ツールの進化によってサバゲーという遊びはぐっと面白くなったし、敷居も低くなったし、良い時代になったなー、と思います。
今日はとりとめのない昔話をしてしまいました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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