グロックに見る機能美 - ハセハセミリタリー

どーもー！ハセハセですっ！

土曜日の朝、皆さんいかがお過ごしですかっ！！

・・・いつも同じ始まり方だとナニのアレが、アレのナニなのでちょっと変えてみたんですけど、なんか自分的にムカついたので、このバージョンは今回でおしまいです。

今日は、グロック格好良い！って話です。

(ついこないだ、SIG P210かっこよすぎてヤベーとか言ってなかったっけ？っていうツッコミは大人の事情でアレなので無しで）

f:id:hasemil1977:20210227065942j:plain — G18C　寒い時期は電ハンが調子いいです。

初めてグロックを見たときは衝撃でした。

「何だこれ…。」って思いました。(良くも悪くも。)

MGCさんからG17のガスブローバック(スライドストップ掛からない)が出た時は、みんなこぞって買ってたのを良く覚えています。

正直、僕は最初、馴染めませんでした…。

なんというか、無機質の極み、っていうデザインですよね。

ベレッタM9のような優美な曲線もなければ、M1911のような、熟成されたデザイン、という感じもしません。

あと、ストライカー式なので、スライド後端にハンマーが露出していないのも、かなり違和感がありました。

でも今は、この無機質の塊のようなデザインが好きになりました。

というのも、グロックのデザインは、究極の機能美の塊だと思うからです。

f:id:hasemil1977:20210227071400j:plain — G19　 MARSOC装備やる関係で持ってます。バランス的には17の方が好きなんですが…

極限までに無駄が排除されています。

構成するパーツのすべてが、徹底的に機能を追求しています。

僕は、こんなブログを書いていますが、一応、技術者の端くれでして、日々、機械の図面を見るお仕事をしているんです。

部下が描いてくる図面をみて、「この部品の機能は何なんだ！」とか、「なんでこの部品にこの材料を選んだんだ！」とか、「この部分は何をするためにあるんだ！」とか「機能を第一に考えて設計しろ！」とか・・・。エラソーな事を言ってたりするんですが、

そういう立場で、グロックという拳銃を見た時に、もう、これは感心するしかないんですよね。

たとえば、特徴的なスライド一つとってみても、

「あ？スライド？んなもん、バレルとファイアリングピンが保持できて、装填と排莢ができりゃいいんだろ？だったら手に当たったときに痛くねえ程度に、角丸めときゃそれでいいだろ、M1911みたく丸まっこく削っちまったら、材料もったいねえだろ、削り賃だってバカになんねえだろ、みんな暇じゃねえんだ、文句あっか！」

とか、

樹脂製のロアフレームにしても、

「ちんたら鉄削ってんじゃねえ！プラッチックでいいんだよ、ウチのプラは十分もつんだからさ、ブチューっと射出成型して、しめえにしちまえ、べらぼうめ！」

とか、

グロックの開発者がこんな「べらんめぇ」調で話す江戸っ子だったかどうかは別として、(んなわけねーだろｗ）とにかく合理的で無駄がない。

技術者の端くれとして、グロックを見るたびに、「これを開発した人ってすごいなぁ」と心底、思ってしまいます。

今では、グロックの普及率ってすごいですよね。米軍とか法執行機関とか。これも製品としての実力の現れなんだろうな、って思います。

余談ですけど、仕事でドイツに出張する機会があったんですが、空港の警備員とか、警察官とかが、ホルスターにこのグロックを装備してるんですよ。

日本の警察官って銃をあまり見せないじゃないですか。しっかり革のホルスターにしまってて。見えるのはグリップの端くらい。

海外の警備員とか警察官って、ベルトリグにバッチリホルスター装着して仕事してるんですが、もう、銃がガッツリ露出していて、迫力というか、威圧感というか、すごいんですよ。

やっぱり、法を執行する者とか安全を守る者という職業であれば、そのくらい銃を露出させるのもアリなのかもしれないな…と少し思いました。(犯罪抑止という観点で)

グロックを装備した女性警官、めっちゃカッコよかったです。