こんにちは、ハセハセです。
電子トリガー(前編)からの続きって事で、前回は、組み込みから試射までの話でした。
電子トリガー!(前編) - ハセハセミリタリー (hatenablog.com)
前編でも書きましたが、まるでもう別物の銃のようにセミのキレが良くなったんで、有頂天のハセハセだったんですが、すごいなあ、と思ったのは、今回モーターとかバッテリーとか全くいじってないんですよ。(ちなみにマルイのEG1000モーターと7.4Vリポです)
だから、駆動系は全く変えてないのに、これ程までにレスポンスが改善するんだ!って本当にビックリでした。
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と、言いつつも僕は本業が機械の設計なので、なんとなくこのレスポンス劇的改善の理由が分かるんですが…。
おそらく、(というか確実に)これは電子トリガーに組み込まれているFETの効果ですね。
FETについて詳しい事はまた別の機会に書きたいと思いますが、ここでは簡単に説明すると、モーターを回す大電流を、トリガースイッチを介さず、モーターに直接流すような物と考えてもらえればokです。(回路上の余分な抵抗が無い)
頭ではFETの効果なんだろうな、と理解出来ていても、モーターもバッテリーも変えてないのに電気の流れを変えただけでこんなに劇的に変わる、というのが感覚的に追いついて行きません。
まぁ、そんな難しい話は置いといてですね、
電子トリガーのぶっちぎりのレスポンスを味わったところで、今度は「バースト」※モードや「バイナリー」※モードで遊んでみます。
※バースト:1回トリガーを引いたときに2発、3発等で発射できるシステム。「2点バースト」、「3点バースト」等と言う。
※バイナリー:トリガーを引くと1発、戻すと1発発射される。素早くトリガーを前後に動かすとフルオートのように撃てる。
ASTERはこんな「トリガープログラミング」のマトリクスが付いてくるんですが、
セミで1発空撃ちして、そのままトリガーを7秒保持すると、トリガープログラミングモードに入り、トリガーとセーフティレバーの操作で射撃モードを変更することができます。
3点バーストとか、バイナリーにして、「うっひょー!何じゃこれ、めっちゃ楽しい~!」とか、色々楽しんだんですが、僕は基本的にセミ運用なので、たぶんバーストもバイナリーも使わないです、ハイ…。
でもって、電子トリガーを入れたら、やっぱり「プリコック」※ですよね!
※プリコック:発射前にあらかじめピストンを引いた状態で保持しておき、トリガーを引いたタイミングでピストンをリリースする機能。トリガーを引いてから、ピストン圧縮→リリース、という通常の駆動プロセスと違い、トリガーを引いた瞬間にピストンがリリースされるので、圧倒的なトリガーレスポンスの向上が実現できる。
「よっしゃー、次はプリコック行くぜー!」と、プリコックのセッティングをすべくマニュアルを読む…。
…マニュアルを読む…。
…マニュアルを読む…。
どーやってプリコックするのこれ!
と、そのとき、また20億光年彼方のバンドロメダ星人からテレパシーが…。
「アイカワラズ、ヘッポコダナ、ハセハセヨ、アスターハ「ユーエスビーリンク」ガナイト、プリコックハデキナイノダ、フォ、フォ、フォ…。」
「何ぃ!ってか、毎度ヘッポコは余計だよこの野郎!そんな話聞いてないぞ!」
「マニュアルヲヨクヨムノダ、ヘッポコメ、ユーエスビーリンクヲカッテ、デナオシテコイ!ヤーイヤーイ、アリベデルチー!」
「ったくもう、バンドロメダ星人め、何だ最後の「アリベデルチー!」って、でもその話本当か!」
というわけで、マニュアルを隅から隅まで読んでみますと、
…んん?
「Needs to be preset via GCS」だと?!
訳すと、「GCSによる、プリセット(事前設定)が必要です」
GCSというのは「Gate Control Station」というアプリで、スマホ等に無料でダウンロードできるんですが、GCSでプリセットが必要、ということはつまり、GCSでプリセットしたデータを銃本体の基盤に読み込む必要があるわけで…。
「USBリンク買わないとプリコックできない。」
ってことです…。(泣)
なんだよそれ…。
あのー、コレって、例えるならばですけど、
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店員:「この車は、ボタン1つで時速200kmに加速出来るスーパーターボ機能が付いていて、コレが売りなんですよ!乗り出しで300万円です。」
僕:「マジか!よし、買った!」
店員:「ありがとうございます~。」
僕:「さーてと、では早速そのターボ機能を、試してみるか、…アレ?ボタンが無いぞ、店員さーん、スーパーターボボタンって、どこ?」
店員:「あ、それオプションなんですぅ、150万円で付けられますよぉ(テヘペロッ)」
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こんな感じじゃないですか?
だって、電子トリガーと言ったら、プリコックじゃないですか?(僕だけかもしんないけど)
あえて言わせてもらいますけど、こういう商売をするんであれば、
「この電子トリガーは、プリコックする場合は別売りのUSBリンクが必要です」ってパッケージなり、ウェブサイトなりに大きく記載しておくか、
もしくは、
どんなに面倒くさい手順であろうと、ユニット単体でプリコックできるようにしておく、
べきなんじゃないですかねぇ…。
僕がGATEの社長だったら絶対そうしますけどね。
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というわけで、また課金です(泣)…。¥4400也
中身はこんな感じ。
僕の場合、電源コネクタをXT30に変更しているので、左の写真のような変換アダプターを自作して、銃本体のコネクターと接続します(右の写真が銃に接続したところ)
で、銃本体と接続すると、こうやってスマホで色々設定できます。右の写真はプリコックの設定をする画面。やっとここまで来ました…。
そして、プリコックをオンにして、いざ、実射!
おお!すげぇ!
電子トリガーにしただけでも(プリコックなしでも)別次元のトリガーレスポンスだったんですが、これはもう、
別次元の別次元!
※ごめんなさい、興奮して言葉が乱れてます。
トリガーを引いて、モーターが回って、ピストンが引かれて、リリースされて発射!という通常のプロセスと全く違う、トリガープルの瞬間に弾丸が発射される快感、もう、たまんない!
実際に定例会で使ってみたんですが、もう素晴らしいトリガーレスポンスで気持ちいのなんのって、これは一度体験すると元には戻れないかもしれません。
特に、近距離で接敵して、一瞬の勝負となるCQB等では物凄いアドバンテージになると思います。
今まで電子トリガー食わず嫌いだったんですが、実際に使ってみるとこんなに良いもんだとは思いませんでしたね、これはオススメです。興味を持たれた方は是非導入してみてください。
(今回僕は自力でインストール作業をしましたが、僕の場合は「銃いじり≒楽しい」な人なので趣味の延長で作業できましたが、メカボ開けたことない、とか機械いじりは苦手、という方はショップに依頼するほうが良いかもしれないです。)
えー、いかがでしたでしょうか、「電子トリガー!(後編)」。今回は道のりが長かった&課金祭り&インストール作業しんどかった、で疲労困憊のハセハセなんですが、それを補って余りある「ぶっちぎりのトリガーレスポンス!」をゲットできたので、疲労も金欠もなんのその、電子トリガー引っさげてガンガンサバゲー行っちゃおう!と思っています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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Ver.2後方配線はこれ↑
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プリコックしたい人は↑これ買わないとできません。注意!