こんにちは、ハセハセです。
今日は、おそらく色々なミリブロ等でも語り尽くされたであろう、
カッティングパイ
のお話です。
カッティングパイを解説している記事を見ると、「こういう時にやるんだよ」「こうやってやるんだよ」という内容は書き尽くされているので、少し違った角度からカッティングパイについて書いてみますね。
カッティングパイとは、CQBエリアの曲り角とか、バリケード裏等のクリアリング(安全確認)を安全かつ効率的に行う方法です。
少し砕いた言い方をすると、
その先に敵がいるかもしれない曲り角で、いかに自分が撃たれずに、いち早く敵を確認して、敵がいた場合にはすぐさま射撃して排除するための方法です。
まずは、一般的な話をします。
カッティングパイとは、このような状況で、角のクリアリングをする場合に使うテクニックです。
撮影協力: サバイバルゲームフィールド EDGE (sgf-edge.net)
一例として、上の写真のような櫓で、赤矢印の地点から、壁沿いに前進(黄色矢印) 櫓の角から左側の網掛けのエリアをクリアリングするとします。
何も考えずに、淡々と歩いて行って角から顔を出すと、こんな感じの動きになります。この場合、建物の左奥の死角をクリアリングしようとしています。まず、淡々と前進していって、
左は上から見たプレーヤー、右はプレーヤーの視線です。
カッティングパイをせずに、角から顔を出すと、
左は上から見たプレーヤー 右はプレーヤーの目線
バア！
と、こんな感じ(右の写真)に死角のエリアが、一気に自分の視界に広がります。
はい、ここで！
モデル：ばんしぃ＠武器商人さん
仮に、こんな状況だったとして、
右のバリケから顔を出している敵を発見し、
照準を合わせ、
トリガーを引く、
・・・というプロセスを瞬時に実行できますか？
もしかしたら、状況は↓こうかもしれない。
いやいや、↓ここで構えてるかもしれない。
敵が1人とは限らない。↓
モデル：ばんしぃ＠武器商人さん
一気に開けた視界の中で、瞬時に敵を確認し、照準を合わせて射撃する…
難しそうでしょ？ ってか僕はできません。
そこで！カッティングパイの出番です。
撮影協力: サバイバルゲームフィールド EDGE (sgf-edge.net)
はい、また最初の写真に戻りますが、このようなシチュエーションで、網掛けのエリアをクリアリングする場合、
カッティングパイを使ってクリアリングすると、このような動きになります。
まずスタート地点
左、上から見たプレーヤ 右、プレーヤ目線
1歩目
左、上から見たプレーヤ 右、プレーヤ目線
2歩目
左、上から見たプレーヤ 右、プレーヤ目線
3歩目(ここで終了)
左、上から見たプレーヤ 右、プレーヤ目線
どうでしょう、伝わったかな。写真のように、死角の角を中心に円を描くように動いて、死角をクリアリングしています。こうすることで、死角を「掃く」ようにクリアリングでき、敵を発見したと同時に射撃をすることができます。分かりやすいようにダメ押しで図↓も書いてみました。
当然ですが、カッティングパイをやるときは、常に銃は構えて、サイトを覗いた状態(シュートオンムーブの構え)で動いてください。↓この状態です。サイトに敵を捉えたら、即座にトリガーを引けるようにしておきます。
…と、ここまでが一般的な「カッティング パイ」の説明です。
僕が書きたかったのはここから。
「カッティングパイは分かったから、じゃあどうやって練習すんの？」
って事です。
仲間内で、CQBフィールドを貸し切ってガン回し、とか出来れば一番いいんですけど、なかなかそうも都合よく行かないですよね。
なので、僕なりの練習方法を紹介します。
一人でも気軽に参加できるのは、どこのフィールドでも開催されている「定例会」だと思います。この「定例会」でカッティングパイの練習をしてしまいましょう。
ここで、一つだけ重要なことは、必ず「バリケエリア」もしくは「CQB」エリアがあるフィールドを選んでください。
定例会に1日参加すると、平均的に午前中6ゲーム、午後6～8ゲームくらいはあるはずです。一日で考えると、12～15ゲームくらいはありますよね。
この12～15ゲームくらいのうち、5～6ゲームくらいを「カッティングパイの練習！」と割り切ってしまいましょう。「よし、次のゲーム表裏はカッティングパイの練習に当てるぞ！」と意識を切り替えます。
カッティングパイの練習をする場合に、コツとしては、「開幕ダッシュはしない」という事があります。というのも、ゲーム開始直後は人数も多いため、開始早々にバリケエリアに突っ込んでいっても、あらぬ方向からヒットされてしまい、カッティングパイの練習になりません。
復活無しのフラッグ戦等の場合は、ゲームが始まって3～5分くらいたって、ある程度戦況が膠着気味になって来た時のほうがカッティングパイの練習には適しています。
もし、無限復活のカウンター戦がある場合は、カッティングパイの練習には最適(復活できるので何度もトライ＆エラーができる)なので、カウンター戦があった場合は、ここぞとばかりにカッティングパイの練習をするのもアリです。
そして、カッティングパイの練習をする上で、最も重要な事が、
「死人(しびと）」になること。←これが言いたかった
ゾンビしなさい、って事じゃないですよ。
カッティングパイという手法は、その性質上、超至近距離での接敵になります。当然、状況次第で、そのまま超至近距離での撃ち合いに発展します。
だから、めっちゃくちゃ怖いです。
ですが！ 恐怖心にかられてビクついた状態でカッティングパイをしても、いざ接敵した際に、冷静に対処できませんし、接敵した瞬間に、頭の中が真っ白になって、
「うわー！パンッパンッ！(適当に発砲)」で、訳わかんないまま、互いにヒットー…で終わってしまいます。
なので、一度カッティングパイの練習をすると決めたら、「死んで当たり前、ヒット前提」でやってみてください。このように、「腹をくくる」ことで、冷静にカッティングパイができますし、どうやったら上手くできるか、どうやったら失敗するか、今の挙動は良かったのか、悪かったのか、を学び取ることができると思います。
(いわずもがなですが、敵のほうが上手でヒットされたときは、きちんとヒットコールしてください。ゾンビはダメですよ！)
それと、至近距離での接敵になることと、恐怖心をできるだけ抑える、という面から
フェイスガード等のプロテクターをしっかりと装着することをお勧めします。僕も普段はフェイスガードは付けていませんが、カッティングパイでガンガンクリアリングする時は、フェイスガードを付けるようにしています。首回りなどもアフガンストール等で保護すると良いでしょう。手にも被弾するのでグローブも忘れずに。
至近距離での接敵が予想される場合は、フェイスガードを付けよう。
さて、いかがでしたでしょうか。
カッティングパイとその練習方法について、僕なりに書いてみました。上手く伝わってると良いんですが…。
カッティングパイでバリケをクリアリングしていくのは、確かに怖いです、でも上手くできると、非常にスリリングで面白い技術です。この記事を読んで、「カッティングパイでクリアリングできるようになったよー！」ってなってくれると、とても嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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