ハセハセミリタリー

サバゲーの事、ミリタリーの事、装備の事などをおもいつくままに書いています。

動き、形、色

こんにちは、ハセハセです。

 

動き、形、色

 

何の事だか分かりますか?

これ、人間の眼が、捉えて認識する順番なんです。

人間は視界のなかで、まず、動きを捉え、その次が、最後にを認識するそうです。

 

と、すると、これをサバゲーに応用すれば、どうすれば敵に発見されにくくなるか、方法が見えて来ます。

 

では、まず一番先に認識される、という

動き」から。

動きといっても、バリケからバリケへの移動、のような長い距離と時間を伴う動きを気づかれないようにするのは難しいです。

サバゲーで応用するならば、バリケから索敵のために顔を出すとき

 

僕の場合、索敵でバリケから顔を出す時は、出来るだけゆっくりと、「じわ~~~っと」出すようにしています。どのくらいゆっくりか、と言うと、顔の半分(片目だけ)がバリケから露出するまで5秒くらいかけます。

できるだけゆっくりと動作をすることで、相手が「動き」を認識しずらくするようにしています。そして、一度顔を出したら、危険な状況でない限り、(敵に見つかった、とか、射撃を受けた、とか)そのまま静止しています。これは、顔をひっこめる動作も「動き」であるため、敵に気付かれるきっかけとなってしまうからです。このような理由から僕はあまり「クイックピーク※」をやりません。

バリケード等から一瞬だけ顔を出して索敵、状況確認する事

 

 

プロのスナイパーは「遅く動く」訓練をするそうです。どれくらい遅くかというと、「虫が鳴き止まない速度」だそうです。この「虫が鳴き止まない速度」で行動するために、「動きを止めずに20分かけてコップの水を口に含む」等の訓練をするんだとか。これも「動きが最も認識されやすい」という事の裏付けと言えるでしょう。

 

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20分かけて水飲むのに比べたら、顔出すのに5秒かけるくらいは、訓練等なくても少し練習すれば出来るようになるので、是非やって見てください。

 

 

次は、2番目に認識される、「形」です。

形については、僕は自然界に馴染まない形は目立ちやすい、と思っています。

自然界は不定形の線で構成されていますよね、木の枝、葉っぱ、岩、花、全て複雑な曲線で構成されています。

 

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これに対して、人間が構築した世界(つまりは、市街地等の文明が支配する世界)には、工業的に作られた、直線、方形、真円が溢れています。

 

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この、工業的に作られた、直線、方形、真円等の「形」は、不定形な線で構成された自然の中で強烈な違和感を放ちます。

勘の良い読者の方はお分かりでしょうか。サバゲーにおいて、最も見つかりやすい物は、ヘルメットの真円や銃身の直線等です。

 

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上の写真を見てください。左がヘルメット、右がブーニーハットです。ヘルメットが放つ違和感が分かりますか?これに対して、ブーニーハットはいい塩梅にシルエットがボヤけています。

 

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ちなみにこの写真は、仲間内の貸し切りでスナイパーをやった時の写真です。現地調達した木の枝をブーニーハットにくくりつけて即席で擬装したんですが、この時敵側だった人は、すぐ近くまで来ても僕が居ることに気付かなかったそうです。形をボヤけさせる事が効果を発揮した、典型的な例かもしれません。

 

ここまでしなくても、ギリーフードや、ブーニーハットは形を隠蔽するには効果的と言えます。

 

 

最後は、「色」です。人間が最後に認識する要素です。

 

一番最後に認識される要素なんか、頑張ってもしょうがないじゃん、と、思うかもしれません。ですが、上述の二つの要素をクリアしていても、色のコントラストが強ければ、人間の眼に捉えられてしまいます。完璧に動きを止め、形を擬装していても、全身が蛍光ピンクだったら簡単に見つかってしまうのは、容易に想像できますよね!

 

色については、いわゆる迷彩パターンというものが色々と存在します。この、迷彩パターンを活用する事で、最後に認識される「色」の要素を擬装してしまえば、ほぼ「消えて」しまう事も可能です。下の写真は、迷彩パターンを上手に使ってフィールドに溶け込んでいる例です。モデルはACOGの記事※でも登場した、僕のサバゲー仲間の「武器商人」ですw。

 ※ACOGいい!な話 ~光学機器は良い物を~ - ハセハセミリタリー (hatenablog.com)

アメリカ海軍の迷彩パターンAOR2を使って竹林フィールドに溶け込んでいます。左の写真では下半身が、右の写真では、左肩から腕が完全に消失していますね。 

 

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ここで大事な事は、迷彩パターンにも得意、不得意がある、という事です。例えば、森林で効果を発揮する「ウッドランド」パターンは、市街地では逆に目立ってしまいますし、砂漠地帯で効果を発揮する「3Cデザート」等は森林では目立ってしまいます。

 

なので、迷彩パターンを選ぶ時は、そのフィールドに合った迷彩パターンを選ぶと良いでしょう。

簡単な目安として、森林とか竹林、ブッシュフィールドならば、ウッドランド、マルチカムトロピック、タイガーカモ、陸自迷彩。

市街地フィールド(デザートユニオンとか、No.9のリドリーとか)なら、3Cデザート、マルチカム

というような使い方かなー、と思います。

 

 

いかがでしたか、動き、形、色サバゲーにおいて、敵に見つからない、というのは大きなアドバンテージだと思います。皆さんのギア選びや、戦い方の参考になれば幸いです。

 

とはいえ・・・。 

 

長々と書きましたが、あーだこーだ言っても、サバゲーは「遊び」です。見つかりやすかろうが、見つかりにくかろうが、

 

楽しんだ奴の勝ち!

 

だと僕は思っています。

 

森林でブラックホークダウンだって良いんです!砂漠でナム戦だって良いんです!U.S.MARSHALとMARSOCが同じチームだって良いんです!

 

自分のトコトン好きな格好で楽しみましょう!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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