こんにちは、ハセハセです。
今日は久々に書きたいことを書き散らかす回です。最近やってなかったし。
子供の頃、映画を見ていて、スナイパーの狙撃シーンで「なんであんなに大きな音がするのに、撃たれる方は気付かないんだろう」と漠然と思った事があります。
同じような事考えた事ある！って人結構いるんじゃないでしょうか。
そもそも、弾の速さはライフル弾等では余裕で音速を超えて来るので、音より先に撃たれちゃうんですよね。
例えば、7.62mmNATO弾だと、銃口初速で800m/s(秒速800m)近く出ますので、音速の2倍以上出ている事になります。なので、音を聞く前に弾が飛んで来ちゃうって事です。
仮に秒速800mで飛んで来る7.62mmNATO弾で、400mの距離で狙撃を受けたとします。
(厳密には銃口初速がずっと維持されるわけでは無いですし、空気抵抗その他諸々の要因があるのでこの通りではないけれど)
すると、スナイパーがトリガーを引いてから、400/800=0.5で、0.5秒後には弾丸は標的に到達します。
一方、発射音は音速は海面上で秒速340mなので、400/340=約1.18秒で標的に到達します。
つまり、上の条件で狙撃されると、弾を喰らってから0.68秒後に音が聞こえるわけです。
(※上にも書いてますが、計算を簡単にするために銃口初速と距離で計算しています。実際には空気抵抗とかその他諸々の条件によって結果は変わってきます)
なので、実際に狙撃されたことが無いので、真相はわからないですけど、「バシュッ!!」って弾を食らった後に、薄れゆく意識の中で、「パーン！」という銃声を聞きながら「あー、俺は狙撃されちゃったんだなぁ…」と思いながらこれまでの人生の走馬灯を眺めつつ死んで行く感じでしょうか。
ここら辺の、「弾が先に来て音が後」っていう描写は、映画「フューリー」や「プライベートライアン」で見ることができます。
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一昔前の映画とか、刑事ドラマとかだと、お決まりの「ズキューン！」という効果音と共に犯人が「ウッ…」って撃たれるのが常でしたが、昨今の映画はそこら辺の描写はすごくリアルで、観ていて唸ってしまいます。
似たような話で、百里基地の航空際に行った時も、F-15イーグルが飛行展示(要はガンガン飛んでる)されてる時に、「こんなにデカイ音出して飛んでて敵に気付かれないんだベか？」と思ったんですが…。
そもそも、超音速でぶっ飛んで来て、そっからさらに速いミサイルぶっ放されるんだから、撃たれる側からすれば気が付いた時にはすぐそこにミサイルが！ってなす術無くやられちゃうんでしょうね。
ちなみに、僕たちがサバゲーで使うエアガンは、1J(ジュール)規制で銃口エネルギーが決められているので、例えば0.2gの6mmBB弾ならば、初速98m/s辺りが上限ギリギリです。
1J規制の話 - ハセハセミリタリー (hatenablog.com)
撮影：茨城県牛久市の『サバイバルゲームフィールド EDGE』 (sgf-edge.net)
98m/sは時速に直すと時速約350kmなので、大谷翔平の投げる球よりはだいぶ速いです。98m/sという事は単純計算すると、僕らサバゲーマーの交戦距離が長くても50mだとすれば、標的への到達時間は約0.5秒なので十分に「鉄砲で撃ち合っている」という感覚を味わえるんですが、じゃあ本物の鉄砲だとどうなるか、と言うと比較的初速の遅い9mmパラベラムで350m/sです。時速に直すと約1260km
この弾で50mの交戦距離で撃たれると、到達時間は、0.14秒です。
あっ！と言う暇すらない時間ですね。
速いんですね、弾って。
サバゲーでは、飛んで来るBB弾を目視して「あっ！ヤベッ！」
って、かわす事が出来ますが、実弾だと、
「あっ」と言い終わる前に眉間に穴が開いている事になるでしょう。そもそも弾を目視出来ないか…。
あ、そうだ、「弾を目視出来ない」と言う点で黒弾は有利ですよ、って記事を以前書いたので、お時間ある時にでも見てみて下さい。
黒弾のススメ - ハセハセミリタリー (hatenablog.com)
はい、今日は「弾は速い！」って事を好き勝手に書き散らかしてしまいました。
好き勝手に書き散らかしといてアレなんですが、楽しんで頂けたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
